判断の指針を共有する

autumn leave's ビジュアルアイデンティティ

様々な考え方を持つ人たちが、 意見を一致させるのはとても難しいことです。 それが例えば企業・組織といったレベルから、 もっと小さな2、3人のグループまで。 人が集まって活動を行う場合は規模に関わらず、 多くの人が悩んでいるのではないでしょうか。そうした中でビジュアルアイデンティティ開発の一つの役割は、 内部の共通認識を作り上げていくことにあると考えています。

意見の一致の難しさ
〜私たちの場合〜

autumn leave'sは私自身がかつて所属していた音楽制作ユニットです。 楽曲制作やプロデュースなどの活動を主として、 コンピレーションやオリジナルアルバムのメジャーリリースを行いました。 いわゆるアーティストなバンドというよりは、共同経営のビジネスに近いグループでした。

メンバーは3人で(現在は私が脱退し2名)、関係はとてもフラット。 考え方もお互いにある程度理解し合っていましたが、 楽曲やアルバム制作、イベントなど様々な活動に対し 決断が必要になる中では、意見を一致させるのが難しい場面も多くありました。

判断の指針は助けになる
〜自分達らしい選択とは〜

こうした状況下で大事になるのはメンバー全員が共有する判断の指針を作っておくことだと思います。
autumn leave'sの場合では自分達らしさ、活動コンセプトに対する共通の認識が判断の指針になりました。 なぜならどんな問題においても最終的に「自分達らしいのはどの選択か」。 「活動コンセプトに合っているのはどの選択か」と問うことで、 個人が毎回完璧には思う通りにならなくても、ある程度納得した上で、 グループとして進むべき方向性を誤らずに済むからです。

ビジュアルアイデンティティを作る意味
〜きっかけを作る〜

ロゴマークなどのビジュアルアイデンティティ開発は、そうした「らしさ」やコンセプトを 全員で考える機会になります。 そうした共通認識となる指針が作られていることは、スピーディな決断が迫られる中で力になるはずです。 そしてそれらがマークやロゴタイプといったビジュアルに落とし込まれていることで、 迷ったときに立ち返るきっかけとなります。嵐の中の灯台のようなものです。

私が在籍していた当時のautumn leave'sらしさは「新しいチャレンジ」や実験的な活動。 シンボルマークのデザインには、その考え方を込めて新芽が隠されています。

プロジェクト概要:

  • アイデンティティ開発
 

制作年 / 期間:

  • 2007年
  • 2ヶ月程度
 

カテゴリー:

  • アイデンティティ
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  • Client: -----
  • CD / AD / D: H.Iwanami